「先生??でいいのかなぁ?」

 「あぁいいよ。」

 「先生、わたしクビだよね。」

 「そうだな。知ってしまったからにはもう働いてもらう訳には行かないな。」

 「そっか。わかった。」

 「聞き分けいいんだな。」

 「仕方ないじゃん。次探すわ。」

 「次?」

 「そうよ。次。 生きていかなきゃいけないもの。住むところだって必要だから。」

 「深海・・・。」

 「先生、心配しないで。ちゃんと学校には行くから。」

 「そういうことじゃないだろう。」

俺は、また深海の腕を掴んだ。