deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係 ~わたしは生徒で、彼は先生で~


聖也の働いている民宿に着いたのはもう暗くなってからだった。

窓越しに温かい灯りが見える。


焦る気持ちを抑えられない。


真っ白に積もった雪の上を、速足で歩いてはみるけど雪が俺を邪魔する。

一歩一歩焦る気持ちに反するようにゆっくりと聖也に近づいていく。



やっと
やっと会える・・・。


俺は、凍える手でチャイムを鳴らす。