聖也を気にすることがなかったら、放っておいたらこんな風にはならなかっただろうな。 学校で、生徒相手に発情している俺。 本当に情けない。 頭ではわかっている。 自分がしている行為の愚かさも。 でも、抑えきれないんだ。 目の前に聖也がいると。 お仕置き、そう言って俺は聖也のくちびるを奪う。 最低な言い訳で自分の行為を正当化させていく。 全て、聖也の行動が招いたことだと、自分にも聖也にも言い聞かせる。 そして、満足した心とはうらはらに、あくまで冷静を装う。 本当にどうしようもない。