「深海、探したよ。 帰ろう。 」

 「・・・・・。 」



 「あなた、聖也の何なんですか!! 」


誠君の強い口調。
必死でわたしをかばってくれる。


先生にそんな質問しても。
答えは、担任教師。


どこまでいっても、わたしと先生は、生徒と教師。


交わる事も進むことも許されない。

ただただ、わたしが好きになった人が担任の先生だっただけ。

先生には関係ない。