民宿に帰るとまた忙しい時間が流れる。 一日があっという間に過ぎて行く。 わたしは、繰り返される毎日の中でここの暮らしにもすんなり溶け込んでいった。 旦那さんの料理を目当てに、何度も何度も足を運んでくれる常連さん。 「聖也ちゃん。またくるね。」 「お待ちしています。 」 すっかりわたしはこの民宿の一員になっていた。