この親父酔いが覚めたらどうなるんだろう。 パンパンに膨れていた財布は宙に舞うお札と共に薄くなっていく。 『会長、素敵。』 そんなセリフに酔いしれて、アホな男がまたひとり。 わたしは、この仕事も、仲間も、お客様も否定するつもりも、偏見もない。 ただ、ただ一部納得のいかないお客様がいるのも事実で。 きっとこんな事を真剣に考えてしまうわたしは、優等生の聖也なんだって思ってしまう。 もっと、割り切れたらって思う。 でも割り切れないのにはきっとわたしの生い立ちが関係しているんだろう。