【完】笑顔が輝くのは…

入学式はあっという間に終わった


校長の話しが長かったけどね…


その途中からあたしの記憶はない


なにしろ最近は夜が遅くて朝が早いという生活が続いてたから…


寝不足なんだ


瑞希に叩き起こされた


「愛莉と瑞希?」


教室に戻る途中誰かに声を掛けられた


「あっ、未来じゃない。久しぶりね」


声の主は柿沢未来(かきさわみらい)


小学校まで同じ学校に通ってた子


両親の仕事の都合で中学生になると同時に引っ越して行った


「愛莉と瑞希って何組なの?」


「あたし達は3組だよ。未来は何組?」


あたしは聞いてみた


「あたし…?2組だよ」


「じゃあ、隣のクラスだね。クラス違ってもよろしく」


瑞希がそういいあたし達は別れた