【完】笑顔が輝くのは…

「あいり~」


誰かに呼ばれ振り返った


「未来じゃん。お疲れ」


学校帰りの未来だった


「未来ってあの未来?」


お兄ちゃんが聞く


「もしかして、陽斗さんですか?」


「あぁ、未来か…あんなに小さかったのに大きくなったな」


「クラスは違うけど入学式の時に話し掛けられたんだ」


あたしは壁に寄り掛かり話す


「瑞希も居たんだろ?良く覚えてたな」


「2人のこと忘れるわけないじゃん。良く遊んでたんだもん」


「そっか。学校でも愛莉のことよろしくな?」


「もちろん。愛莉、また明日ね」


「バイバイ」


未来に挨拶をして歩き始めた