「お待たせ。遅くなってごめん」


焦った様子で浜山さんが入って来た


「良いですよ。宿題も終わりましたし仕事も出来て良い暇つぶしになりました」


女の子は浜山さんを見て一礼をする


「あれ?君は確か…」


考えていても名前が出て来ないみたいだ


「浜山さん。今日は遅いし帰りましょ?」


「そうだね。君も気をつけて帰るんだよ」


そういうと浜山さんは出て行った


俺も後を追い掛けて出て行こうとしたが…


「ちょっと待って!!」


と女の子に呼び止められた


「また会えるかな?」


不安そうな顔をして聞いてくる


「あぁ、いつかは会えるさ」


俺は手を振り休憩室を出た