【完】笑顔が輝くのは…

「見なくても大丈夫だよ。あたしのおじさんが校長だってこと愛莉は知ってるでしょ?」


そうだった!!


瑞希のおじさんって星欄の校長先生だったっけ?


「事情話して同じクラスにしてもらったから」


“主に仕事のことを話しただけよ”と言っていた


連れて来られたのは1年3組の教室だった


「あたし達はこの教室で

席も隣同士。おじさんに頼んでしてもらったの」


さすが瑞希は優しい


それに気が利くんだ


「ありがとう。さすが瑞希だね。入学式始まるみたいだから行こ」


周りがガヤガヤとうるさくなって来たのであたしは瑞希と一緒に早めに体育館へ向かった