【完】笑顔が輝くのは…

なんて優しい親友ちゃん


「良くこの場所が分かったね」


食べ終えた食器を洗いながら聞く


「陽くんから連絡あったの。それに愛莉は何かあったらここに来るもんね」


瑞希にはバレてたか…


「準備しようか」


瑞希は鏡の前に立った


「何するの?」


制服を整えながら聞く


「愛莉の髪をセットするの」


笑顔をあたしに向ける


「黒髪を被るだけだから良いよ」


「そんなこと言わないでよ。お洒落はしないとね」


瑞希はお洒落には敏感


だからたまにあたしで遊んだりする


一緒に買い物に行ったりすると瑞希が選んでくれるんだ