【完】笑顔が輝くのは…

「あいちゃん起きてる?

ご飯出来たわよー」



下から叫ぶのはお母さん


「はーい、今行くー」


そう叫び返すのはあたし。


神原愛莉(かんばらあいり)


今日から高校1年生


眠い目を擦りながら準備を済ませる


今日は星欄(せいらん)第一高校の入学式


「おはよう」


あたしは家族に挨拶をした


「おっ愛莉、今日は入学式だな。瑞希と一緒に行くのか?」


雑誌を読みながら聞いてきたのは2つ年上のお兄ちゃん


神原陽斗(かんばらはると)


「当たり前だよ。ずっと約束してたもん」


あたしは急いでご飯を食べる


「それじゃ、先に行ってるからな?気をつけて来いよ。終わったら駅前で待ってるから」


お兄ちゃんはそういうと準備があるらしく急いで出て行った