【完】笑顔が輝くのは…

「愛莉、帰るぞ?」


とりあえず帰ろう。


「…ん。陸斗?」


顔を上げたが目が虚ろだ


どうすっか?


背負うしかなさそうだ


「愛莉の荷物ってこんだけ?」


机に掛かっている荷物を指差した


「うん。じゃあ、とりあえず帰ろう」


坂本は愛莉と俺の荷物を大河に渡した


「お前が持て!!」


大河は俺らを見ながら“酷い”なんて呟いている


俺は愛莉を背負い学校を出る


2人分の荷物は大河に持たせる


たまにはこのくらいして貰わねぇとな…


「菊地君。陽くんから聞かなかった?」


坂本は何かを思い出したようだ


「愛莉はね、昔から体調を崩しやすいんだ」


だから、様子がおかしかったわけか…