愛莉を抱きしめたまま撫で続けた


言うなら今しかないかもな…


「愛莉、このままの状態で聞いてくれるか?」


いきなり言われたもんだから首を傾げている


「俺ね、お前が好き。陽斗さんの妹だからではなく1人の女の子として」


更に驚いた顔をしてるな


俺は気にせず続けた。


「大体は陽斗さんから聞いてる。俺が支えてあげたい。付き合ってくれないかな?」


「あたしで良いの?」


半信半疑だな


「本当に陸斗に頼って良いの?ずっと傍にいてくれる?離れない?」


「分かったからそれ以上は言うな」


俺は愛莉を強く抱きしめた


「俺は離れねぇよ。強がらずにもっと甘えろよ」