【完】笑顔が輝くのは…

「人違いじゃないですかね?」


俺は満面の笑みで返す


「えぇ~、そうだと思ったのにぃ…」


と言いながら女達は去って行った


「お前、そんなんで良くバレないな?」


体育館に行きながら大河に言われた


大河は唯一俺の秘密を知っている人物


俺の正体は今、人気のある読者モデルの“Riku”


まぁ、そんな俺にも憧れる人ならいるけどな?


学校では好青年を演じている


裏の俺を知ってるのも大河だけ…

だから伊達眼鏡を掛けてるんだ


ちょっとした顔隠し


出来るだけバレないように過ごさなければ…


でも、バレることは少ない


「この後も行くんだろ?」


「あぁ、今日は莉華と一緒だな」


それまでは時間がある