【完】笑顔が輝くのは…

「あぁ、机の下に潜ったまま出て来ないんだ…」


「早く愛莉ちゃんのとこに戻ってあげなさい。それは怖がってる証拠なのよ?」


愛莉が怖がってる…?


「陸斗が中学生の時に莉華も同じようなことをしてたから分かるの」


俺が居ない時にそんなこともあったのか…。


「お兄ちゃん、お姉ちゃんを悲しませたらダメだよ」


こんなに小さい莉華にさえ説教されるとは。


「莉華の心配はしなくて良いわ。あたしが居るから…」


俺は急いで愛莉のところへ戻った


「愛莉?」


名前を呼んでも出て来ない


うずくまったままだ…


「愛莉、どうした?」


恐る恐る聞いてみた


「怖いの…」


今にも消えそうなくらいの声で言った