【完】笑顔が輝くのは…

仕方なく瑞希と一緒に南棟の空き教室へ向かった


「5組の2人にも頼んであるから」


絵里奈さんに言われた言葉が引っ掛かる


2人って誰だろう?


とりあえず待ってみることにした


「あっ…」


瑞希の声で我に返る


「よう。」


陸斗達もびっくりしているようだった


「絵里奈さんが言ってたのって菊地君達だったんだね」


「あぁ…。ここの掃除して自主勉せろって言われた」


「あたし達も同じこと言われた」


この教室はほとんど使うことがないらしくホコリだらけだった


とりあえずグルッと見回してみた


教室の真ん中に掃除用具が置いてあった


「ちゃっかり準備してあるんだな」


陸斗は呟いていた