【完】笑顔が輝くのは…

「やっぱり愛莉の力は凄いわ」


腕を組みながら感心する瑞希


「どうして?」


「だって莉華ちゃんさ、菊地君より愛莉にくっついてるじゃない」


……確かそうだ


普段ならお兄ちゃんである陸斗にくっついて良いはず。


「莉華は愛莉を気に入ってるからな~。愛莉がいる時はずっと離れないんだよ」


陸斗は莉華ちゃんの頭を撫でながら言った


「そっかぁ…。莉華ちゃん良かったね。」


“うん”と頷いた莉華ちゃん


それは瑞希に初めて見せる笑顔だった


「笑った顔、菊地君にそっくりね」


「そっか?姉貴の方にが似てるぞ」


「お姉さん居るんだ。っていうかそろそろ帰らなきゃ怒られる」


“バイバイ”と手を振り去って行った