【完】笑顔が輝くのは…

「あぁ、実はな…陽斗には雑誌の表紙の仕事が入ったんだ。愛莉はもう少し頑張ってくれと副社長からの伝言だよ」


副社長とはお母さんのことだ


お母さんは仕事の事になるとお兄ちゃんには優しいがあたしには厳しい


何でだろうね?


だから、あたしが偽って仕事してるんだけど…


実際、そんなあたしに気付いてるのは瑞希だけ


仕事と学校で使い分けてる


学校で黒髪なのは読者モデルの“Airi”であることを隠すため


あたしの素顔を知ってるのは瑞希と担任と校長だけなんだ


校長先生は優しいから瑞希と一緒に事情を話して学業と仕事の両立を許可してもらった


ただし、“勉強に気を抜かないこと”という条件付きで…