「たまには甘えても良いんじゃないの?」


やっぱり気付いてたのかな?


「あたしが強がってんの気付いてた?」


「当たり前じゃない。何年一緒に居ると思ってんの?」


やっぱり瑞希には敵いませんね…


外を見ると夕日が沈んでいた


「久しぶりにゆっくりするなぁ…」


なんとなく呟いてみた


「愛莉は倒れるまでほとんど仕事ばっかりだったもんね」


確かに…。まさか倒れるなんて思ってもなかったから。


「これからはあたしも菊地君も居るんだし何かあったら頼りなよ?」


「うん。ありがとう」


瑞希は“宿題しなきゃ”と言いながら出て行った