【完】笑顔が輝くのは…

……本当は中庭で会った時から気付いてた


愛莉の様子がおかしいことに。


でも、気付かないふりをしたんだ


強がることが愛莉の癖みたいだな


だけど何とかしてあげたくて放っておけなかった


坂本は愛莉の異変に気付いてたから俺に頼んだのだろう


「遅くなると大変だし帰るか」


“うん”と言って荷物を持ち歩き出そうとするが今にも倒れそうだ


フラフラしてて倒れそうな状況にあっても“大丈夫”と繰り返す


俺は荷物を持ち愛莉の前へ行く


と同時に予想した通り俺に向かって倒れた


我慢しすぎなんだよ


俺に身を委ねたまま動こうとしない