顔・・・・近いって。 「どいて?」 あたしは強く言った。 「ごめん。怪我ない?」 「ないよ。」 「よかった。」 「なんか言うことないの?」 「ん?」 「謝ってよ。」 「ああ、ごめん。」 翔人はとっさに何かを隠した。 「ね、今何隠した?」 「べ、別に何も・・・。 じゃあな、華野っー。」 「なによ・・・・。」 つか、怪我してないって言ったけど・・・・。 「痛い・・・。」 ひじをすりむいていた。