純にバイバイした後、お母さんに聞いた。




近所に住んでる人で、純の親代わりの人。



純のお父さんと、お母さんは、すぐ離婚をして
母子家庭で純は育った。


お母さんは、もともと体が弱くて病気だった。
そして純は幼くして、お母さんもをなくして


独りぼっちになった純を
引き取ってくれた人。それが玄関に立ってた男の人だ。





「あんなに小さい子なのに・・・。」





「兄弟がいない生活で育ったから
 華野に甘えるのよ」




「あたしも兄弟はいないけど
 お母さんがいるから
寂しくなかった。


あ~あ、純を弟にしたいなー。」




「たまに家に遊びにくるから、
 その時 弟と思って いっぱい
遊んであげなさい。」




「うんッー。分かってる。」