知らなかった僕の顔

僕は彼女に何ができただろう。


僕は彼女に何かを与えられたのだろうか。


彼女は僕といて幸せだったのだろうか。


そんなことばかりを考えていた。



僕にとっては、彼女といた時間は全て特別なものだった。


でも彼女にとって僕がそういう存在でいられたかどうかはわからない。


それを彼女に確かめることは、もう一生できないのだ。