知らなかった僕の顔

僕は森若ちゃんを台所から追いやり、麺を茹でるお湯を沸かした。


冷蔵庫の中にある、ウインナーとピーマンと玉葱を取り出した。


僕の作ったナポリタンで、二人をうならせてみせようじゃないか。


手早く材料を切り、麺を茹でていると、矢島さんが僕を呼んだ。