今すぐにここを出て行きたかった。 けど、さすがにまだ中2。 ちょっとの間、おばあちゃんの家にお世話になろうと思った。 「優実、どこ行くの・・・」 「カンケーないじゃん。」 そう言って力いっぱい玄関を開けて、出て行った。 そこから1週間くらい。 あたしはおばあちゃんにお世話になった。 自分の家とは違って、全然居心地がよかった・・・。 おばあちゃん、おじいちゃんはとても優しくて、 唯一、あたしが心の底から信じた大人。 でもある日急に、父親が来たんだ。