――――――――――――――――――― ほんとは気づいてほしかった。 ゆき寂しいよ。 苦しいよ。悲しいよ。 このどうしようもない気持ちを 誰かに知ってほしかった。 でも人にすがりたくない。 1人になったとき 苦しみをもっと思い知るから。 それだったら始めから 1人に慣れなきゃ。 でも、彰の優しさに すがってしまった今。 もう、後戻りできない。 ―――――――――――――――――――