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ゆきは話した。


1時間かけて、全部。



両親のこと。祖父母のこと。
自分の気持ち。悠斗への不安や想い。
そして―――…。
ゆきの唯一心を許した友達の
絢しか知らないさらに衝撃な過去。






俺は言葉を失った。



こんにも深いとは思わなかった。

ゆきの心の奥深くに潜んでいた闇が。







俺は救えることができるんだろうか?

なんにも考えず、能天気に今まで
過ごしてきた俺が…。





悠斗にしか、拭えない闇だ。