「ゆきってほんまに口わっるいな~」 絢が言う。 そんなの知っとる。 直そうとしてもクセになって 直らんからあきらめとるだけ。 「それにしてもさ、ゆき。」 「ん?」 「なんで悠人と付き合わんの?」 その言葉に目を見張る。 死んでも嫌だからそんなの。 「なんでそう思ったん?」 ゆきが聞くと絢はうーんと考えた。 「仲いいし…」 喧嘩しとるだけぢゃし… 「お似合いぢゃし」 一番言われたくない言葉ぢゃし…