日だまりの愛


その声が早く聞きたかったはずなのに.顔があげられなかった



「桃?」


顔あげなきゃ

そう思ってると女の子の声がする


「じゃあ.私行くね。また明日」


「おう。また明日な」



私は顔をあげた

その瞬間.彼女と目が合って私はすぐ逸らしたにも関わらず

「こんにちは」

と私の顔を覗きこんで挨拶してくれた




あーいい子だ

私は何も言えず.お辞儀しか言えなくて失礼だったと思う




でもその瞬間見ちゃったの
黄色い石のついたネックレスが彼女の首についてるのが