…速っ。 まだ唸り声を上げているアキヨシ。 軟弱…。 痛々しいけど、もう二度と痛い目を見ないようにあたしからも鳩尾へ蹴りのプレゼント。 後ろから走ってくる足音が聞こえて見れば、 「うわ、栄。」 「おい、あいつは?」 「わかんない。」 嵐のように行ってしまった。 残された野田ちゃんとあたしとアキヨシ。 アキヨシはしばらく伸びていて起きないだろうから放置。 青すぎる空を見つめて。 「暑いね。」 戻ることに決めた。