不器用な君等の唄へ

「男でマジって言葉遣う奴、基本的に大嫌いなんだわ。だからさっさと消えろ。」

舌打ちまで付けて、しかも口が悪く。

少し怯えた顔になったオトコは思い出したように「次、団体種目だ」と尻尾を巻いて逃げた。

あいつバカだ…。

団体種目ってことは、雪比良先輩もいくってことで。
団体種目は騎馬戦だから…。

「ボコボコにしてくる。」

ご愁傷様です秋吉センパイ。

口を付けたスポーツドリンクを音宮先輩の頬に当てて行ってしまった。

紳士…？





昼休みに入ったので、赤組の桔梗に話しかける。