私は先生のお嫁さん

フフッ(笑)
馬鹿みたい……。

南君に呟いたって彼は今は夢の中で聞いてるはずがない―…。

そう思った瞬間だった。

「キャァ…ッ!」

寝ているはずの南君に腕を引っ張られて今、私は南君の横に寝転んでる状態…。


「当たり前…。
千里以外に俺の妻になるやつは、

この世界にはいない。」

そう言うと、クルッと体制を変えて…

私は南君の下に…南君は私の上にいる…。

てかこの体制って…!

「俺が愛してる女はただ一人。

千里、お前だけだ。」

本当に?
あのたくさんの女の人たちじゃなくて?

気持ちの中には聞きたいことがあったけど聞くのをやめた。


だって南くんが言い終わったと同時にキスをしてきたから。

……とても…深いキス。


「ん…あ……んぁ……ちょっ………ッ……!?」

苦しくて…離してもらいたくて口を開いたら………………何かが口の中に入ってきた。

私はすぐにそれが、南君の舌だと認識した。


それは……


私の思考と、息遣いを

どんどん……




乱していく……。