「随分 挑発してくれたもんだね。前田サン」 「だってっ…」 先生は苦笑しながら、あたしの手首を押さえつける。 あたしの自由は完全に奪われた。 今までの先生とはちょっと違って、少しだけ怖い。 でも… あたし、ようやく先生とー。 「先生…」 あたしは覚悟を決めて、ギュッと瞳を閉じた。