聞こえないくらいの小さな声。 でも確かに今、可愛いって! あたしは一気に真っ赤になる。 「先生…」 「あ! この辺が綺麗なポイントかな」 「…」 しかも心なしか先生も赤くなってる? か、可愛いっ…!! でも仕事、今は『バイト』だって言いそびれちゃったなー。 「夜景、超きれ~~!!」 車から降りると、そこは夜景が綺麗に見える駐車場。 あたしは背伸びをしてその光を見つめる。 「ここ、覚えてる? 先生」