あたしは少しだけ胸を撫で下ろす。 「じゃあ、そろそろ切るね。今までありがと。ごめんねっ!」 『あ、まえ…』 「バイバイ、先生ー」 あたしは一方的に電話を切った。 そして胸元のネックレスをギュッと握り締める。 これで本当にもう終わり。 バイバイ、先生ー…。