電車に揺られること数時間。 あっさりと先生の生まれた街に到着したあたし。 先生や健くんに色々と話聞いてたし、地図で妄想してたからかな。 さすがに雪は積もってないけど、予想以上に寒い。 そして予想以上に田舎だ。 どこまでも田んぼが続いてる。 先生はこんなのどかな場所で生まれ育ったんだなー。 …プルルッ 「…!?」 突然の着信音に、あたしの体は飛び上がる。