「んー。あるっちゃー、あるけど?」 健くんは近くの建物を指差した。 「そこでいいよ」 「でも…」 お酒のせいで視界がぼやけ、足元もおぼつかないあたし。 まさかそこがラブホテルだなんて、 この時は思いもしなくてー。 ・ ・ ・ 「…さん」 「んー」 「優香さんっ!!」