ピッ・・・ピピピッ・・・カチッ・・・、 少し朝早くから携帯を触る女の子。 ・・・・・・-中埜 花梨の事である。 「 ん・・・ぬー・・・」 その音の連音に花梨の弟の達哉が起きた。 「うっせーな・・・」 「あ、ごめん」 花梨は携帯にやたらと夢中になっていた為、携帯をマナーモードに設定 するのを忘れていた。 こんな朝早くから花梨がしている事は・・・・・・ずばりメールである。 そう・・・、かりんはインターネットで知り合った男の子と恋をしている訳で。 *