だから…ビーズなんだ…


と今さらながらに納得してしまう。









「いつか…その時がきたら、こんな玩具じゃなくてもっと価値あるものを買うから。だからそれまで持っててくれ」





「その時」がいつなのかはあえて聞かなかった。


聞かなくてもなんとなくわかったから。




「うん」



でもね、しゅう。


私にとってはこのネックレスだって充分価値あるものだよ。




だって…大好きな人が手作りしてくれた世界で一つだけのネックレスだもん。