…それより、奈保!! 俺は慌てて、制服に着替え、顔を洗い、寝癖を直して玄関の戸を開けた。 「あっ、ごめんね。いきなり来ちゃって」 「いや…別に」 「ちょっと……一緒に学校行けたらいいなって思っちゃって」 ……… なんか奈保、変わった… こんなこと言うと奈保に怒られそうだが、妙に女の子らしい。 昨日の告白の時と同じだ。 まぁ、俺としてはこんな奈保も好きだけど。