「勝負あったな~」


 恭が倒れ込む…俺の頭をブーツの踵で踏みつける。


 少しずつ…ググッと強く俺の頭を踏みつけてゆく。


 その力で…頭は校庭の砂利の中にめり込む。



トップアイドルの顔を踏みやがって…後で憶えてろ!!!



 俺の心は…ブチ切れていた!!!


 俺はその痛みと怒りを堪えながら…ヤツに話しかける。


 「てめえが~キングか?」


 「!?」


 「総長…こいつをどうします?」

 手下が恭に問いかける。


 恭は何も言わず、俺の頭から…足を上げた。


 「お前に聞きたいことがある…総長」

 「右に同じく…」


 ヨシとヒロが現れた。


 俺は顔の砂利を払い…立ち上がる。