「……」

 そして、廊下に飛び出す。

 「……何であんなにキレるの?」

 「キレる…理由は人それぞれだから…でも…弱いヤツほど…よく吠える」

 ヨシはヤンキーたちを嘲笑うように見つめていた。

 2時間目のチャイムが校内に響く…それでも止まない乱闘。

 今日は授業がないし…止めに来るはずの先生も来ない。

 3人で静かな屋上に避難。


 空は雲一つない蒼い空。

 「!?」

 いきなりヨシはタバコを銜える。

 「おい!!?ヨシ…未成年だろ?」

 ボクはヨシの銜えたタバコをとり上げる。

 「俺は23歳だぞ」

 「えっ!!?」

 じゃあ~何で…高校生?