「合宿楽しみにしていますね!」

「あ、参加するんだ? それはそれは……僕も楽しみにしておかないとね」


こんな談笑くらいさせてくれても良いのに、まわりの変な視線が痛い位に刺さりまくって、

そこでおしゃべりはおしまい。もしかしたら大声になっちゃっていたのかな?

だとしたら図書委員としてもちょっと申し訳ない事をしちゃったな。ごめんなさい。


「それじゃ、邪魔になるといけないから。図書委員の仕事がんばってね」


激励されたのは良いんだけど。私、いつ先生に図書委員だって事話したっけ?

ああ、本棚整理をしていればだれでも図書委員だって分かるのか。

それにしても……うー、この興奮一体どこにぶちまければ良いの!?

どうしよう、本気で嬉しいんだけど! 何で海じゃないの!? 残念だ。