「…………っ!!!!!!」


お姫様だっこじゃないか。

何で私がこんな事をされないといけないのよ!?


「まさか何処かぶつけたんじゃ……」


心配する先生をよそに、

私の心臓はただいまバックバクに高鳴っています。

お姫様だっこをされているというパニックで、

そのまま私は気を失っちゃったみたいです。気付いたら寮のベッドの中だったから。

夢と思ったけれど、夢だとは思えない位に生々しい出来事だったから本当だと思う。


これが先生との出会いだったのです。