ミラクル先生といっしょ。

「つかぬ事をお聞きしますが……」

「うん?」

「先生ってクオーターなんですか?」


返って来た答えは“イエス”。おばあちゃんが外国人なのだそうだ。

ようやく先生の口から事実を教えられて、安心している私がいた。

やっぱりもう少し早く知りたかったって気持ちはあったけどね。


「先生にまた助けられちゃいましたね。ありがとうございました」

「小比木さんが困っているのを、放っておけなかったから。思い切り手を握っちゃったけど、大丈夫だった?」


先生はきっと手が痛くならなかったか、の意味で言っているんだろうけど。

別の意味で大丈夫じゃありませんでした。……なんてそんな事は言えない。