ミラクル先生といっしょ。

来る時はさっきの市来先生のせいで気付かなかった。何時から居たんだろう。

……どうでも良いか、そんな事。今、正に話しかけるには絶好のチャンスだ。


「先生!」

「……ん? ああ、小比木さん。どうしたの?」

「何をしているのかな、と思いまして」


少し緊張してしまっている。国語の授業の時とはまた違った緊張だ。

先生は優しく笑って私の突然の質問に丁寧に答えてくれた。

さっきの1年の騎馬戦に感動しすぎて、動けなくなってしまったらしい。

弟さんが騎馬戦に出ていて、丁度自分の視界に入るすぐそばでハチマキを奪ったそうだ。