ミラクル先生といっしょ。

「もっと大声で叫んでくれないと。そうすればだな……」


そうすればもっと良い順位が狙えたとでも言いたいんですか。

そもそも先生、クオーターに見えないんですけど。クオーターと言うよりマッスルです。


「その目は“どこがクオーターなんだ”って言いたいそうな目だな。
だったら教えてやろう。オレは学生時代アメフトをやっていてな。
ポジションがクオーターバックだったんだよ。どうだ、クオーターだろ?」


……あながち間違っちゃいない気がする。でも今はそれどころではない。

市来先生のどこがクオーターかと言うのは分かっても、私の気持ちはスッキリしません。

話が長くなりそうだったからその場を走り去って、すぐにトイレで用を済ませて。

元の応援席に戻ろうとしたら、

丁度特に何もする事がないのかグラウンドを眺めている湯浅先生を見付けた。