ミラクル先生といっしょ。

「……す」

「す?」

「みっちゃん、どうしよう。私……」

「“す”はどこに行った? “す”は」


呆れる声が聞こえて来る。だって、いざとなったら出て来なかったんだもの。“す”の後に続く言葉が。

ガバッと突然あったかいものがなくなった。

外が眩しく感じる中で、毛布を掴んだみっちゃんがムスッとした様子で私を見下ろしている。

みっちゃんの今言いたい事は何となくだけど分かった気がする。

“ちゃんと面と向かって話しなさい”でしょ? 言われなくてもそうするよ。


「顔が真っ赤なのはずっと毛布に潜り込んでいたからだ、って思う事にしてあげるから。
ちゃんと何があったか話そうか? なんだったら藍佳も呼んでくるけど?」


アイちゃんにもきちんと伝えたい。だから私はみっちゃんのその言葉に頷いた。

だって何度も何度も説明するのは、ちょっと胸が苦しくなるから。