ミラクル先生といっしょ。

私が図書室から出て少ししてから先生や他にいた子も出て来て、

全員が出て行ったのを見計らった司書さんは、扉を閉めてから“閉館しました”の札を下げた。

それを見届けてからやっと話が出来る環境になる。

もう放課後になってから時間は経っているせいか、いつものようなにぎやかさはなく、

聞こえるのは外で練習をしている運動部の声と、吹奏楽部の金管楽器の音だけだ。


「それで、どうかしたの? 勉強の事だったらすぐに答えられるけど」


一旦決意したものが何かに阻まれちゃうと、また決意が鈍っちゃう。

たった5文字のお礼とたった6文字の謝罪。ただそれだけを言うだけなのにね。